メンテナンスのお話 〜第5回〜
設備
設備関係については、特に水廻り機器の使い方やメンテナンスが重要です。誤った使い方や、手入れを怠ると大きな代償を支払うことにもなります。
○キッチン
水廻りだからこそ、水気、湿気に気をつけることが大切です。
カウンタートップは使い終わったら水気を拭き取り、乾いた清潔な状態に保つことが必要で、シンク下のキャビネットなども湿気がないよう、時々最下部のスライドキャビネットを外し底部や裏側の汚れを除去したり水漏れ等がないかチェックも必要です。
人工大理石のカウンターはクレンザーなどで磨けばきれいになりますが、ステンレストップについては中性洗剤を使用するなどトップの材質によってもメンテナンスの方法が異なりますので、詳細については、メーカーのお手入れマニュアル等を参考にしてください。
使い方でもっとも差が出るのがコンロ廻りです。吹きこぼしなどを頻繁に起こすと五徳が壊れたり、内部が錆びたりし、魚焼きグリルなども使ったらこまめに洗うことを怠ると耐用年数を早める原因になります。
シンクを清潔に保つことはもちろんですが、排水トラップなども定期的にパイプ洗浄剤を使って洗浄することも大切です。基本的には残飯や野菜屑等を分別して流さない(ディスポーザ付は別)ことがパイプ詰まり等を防ぎます。
メーカーのメンテナンス担当者が言うには、キッチンの使い方で住まい方が判る様な気がしますと言う程ですから、いつもきれいにしておきたいものですね。
モリス住宅総合研究所 監修