住宅ミニ知識

住宅四方山話 〜第12回〜

【住宅四方山話】

近年建てられている住宅の多くは100年とまでは言えぬものの50年60年は十分に持ちこたえられる基礎や構造を備えています。

ただし、長期優良住宅建築等計画(100年住宅)でもそうですが、点検や補修、一部の再施工(コーキングの打ち直し、樋などの架け替えその他防蟻処理や給湯器の交換等)など多のメンテナンスが必要で、それも修繕計画を立て早めに処置することが重要です。

このような理由と、限られた資源を有効に使うことも合わせ、リフォームを含めた改修工事をいながら現在お住まいの住宅を長持ちさせることも可能です。築10年~20年程度の住宅であれば基礎、構造に問題ないことを確認した上でこのプランを選択してみてはどうでしょうか。

また、これから住宅を建てようと考えている方は、必要なメンテナンスはともかく将来増築や改築をしないで済むような中長期の家族構成や人生プランを考慮し、設計段階で建築会社さんと十分に打ち合わせを行いながら、納得した上で進めてみてはいかがでしょうか?

1. 住宅リフォーム全体市場/戸建、集合住宅向けリフォーム市場  ※富士経済研究所資料

  2008年度 2009年度見込 2012年度予測 12/08年度比
戸建住宅 5兆2,000億円 5兆1,500億円 5兆2,900億円 101.7%
集合住宅 2兆3,500億円 2兆4,100億円 2兆6,700億円 113.6%
全体 7兆5,500億円 7兆5,600億円 7兆9,600億円 105.4%

 

2. リフォーム部位別市場  ※富士経済研究所資料

リフォーム部位 2008年度 2009年度見込 2012年度予測 12/08年度比
水廻り設備 1兆3,502億円 1兆2,834億円 1兆5,060億円 111.5%
水廻り以外設備 9,530億円 1兆0,360億円 1兆2,731億円 133.6%
内装 9,416億円 9,343億円 9,443億円 100.3%
外部建具 3,248億円 3,348億円 3,497億円 107.7%
エクステリア 2,886億円 2,795億円 2,831億円 98.1%
外装・屋根 883億円 895億円 940億円 106.5%
合 計 3兆9,465億円 3兆9,575億円 4兆4,502億円 112.8%

 

 

モリス住宅総合研究所監修 

 

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