住宅造りキーワード 〜第21回〜
【住宅造りキーワード】
①住宅建築計画
家を建てることは一生に一度の大イベントです。マイホームを建てることで喜びや幸せをもたらすことも事実ですが、長期に渡る様々な責任なども熟慮して考えていく必要があります。
◎将来を展望する
住宅ローンの借入を前提として考えた場合、10年、20年、30年後の就労状況の見通しや収入などを考慮し、厳しく見たシュミレーションで計画していくことが大事です。
借り入れ枠上限までのローンを組む方が多く、無理な返済になることも考えられますが、将来を見据えて客観的に考えることが必要です。
◎家族構成やライフスタイルを考慮する
現在、近将来、中将来、老後の家族の在り方を考慮することが大事です。
家族の人数、一人づつの子供部屋が必要か、両親の同居の可能性はあるのか、子供たち夫婦との同居の可能性はあるのか等々を検討し、老後の自分たちの生活設計も考えたうえで長期に渡り住みやすいプランを考えること必要です。
例えば、当初は2階の居室を主寝室としていた夫婦が、息子夫婦との同居後は主寝室を明け渡し、客間としていた1階和室を寝室にし、2階の子供部屋2室は将来孫達が使うような部屋にしたいなどをあらかじめ考えて改修可能にしておくことも良いでしょう。
モリス住宅総合研究所監修