住宅造りキーワード 〜第36回〜
【住宅造りキーワード】 第17回
⑥住宅工事の各工種と仕様 Ⅸ
開口部(サッシュ)そのⅢ
◆ガラスの種類
「フロート板ガラス」
一般的な板ガラスのことを言います。
「フロストガラス」
ガラスの表面をブラッシングしてスリガラスにしたもので、曇りガラスのことです。
「型板ガラス」
ガラスの片面にさまざまな型模様をデザインされ、光 を通して視線を遮るガラスです。
「複層ガラス」
複層ガラス(ふくそうガラス)とは、複数枚の板ガラスを重ね、その間に乾燥空気やアルゴンガス等が封入された(または真空状態にした)中間層を設ける形で1ユニットを構成するガラスを言います。
中間層は密閉されているため、基本的に中間層の厚さが増すほど断熱性能が高まりますが、中間層が12mmを超えると封入された気体に対流が発生し断熱性能が薄れてしまいますが、中間層にガラスを追加することでこの問題は解消できます。
「強化ガラス」
同じ厚さのフロート板ガラスに比べて数倍の強度があり、割れても破片が粒状になるガラスです。
「合わせガラス」
柔軟で強靭な樹脂中間膜を2枚のガラスの間に圧着して断熱や防音効果を高めたもので、紫外線をカットする機能もあります。
「防犯ガラス」
柔軟で強靭な樹脂中間膜を2枚のガラスの間に圧着して、ドライバーによる「こじ破り」、バール等による「打ち破り」に高い抵抗力を持ち、防犯性に優れたガラスです。
紫外線をカットする機能もあります。
「高断熱複層ガラス」
板ガラスに特殊金属をコーティングした高性能な複層ガラスです。
太陽熱を効率よく採り入れ、しかも暖房熱は室内側に反射させ、外逃がさない機能をもつガラスです。
モリス住宅総合研究所