住宅造りキーワード 〜第38回〜
【住宅造りキーワード】 第19回
⑥住宅工事の各工種と仕様 XI
照明器具
照明器具を選ぶには、まず照明計画を作ることが大切です。
その決定は上棟後でもかまいませんが、工程表の配線工事以前であることが必要です。
照明計画を作成するに当たってのチェック項目
●必要で最適な明るさ
住宅内での様々な行動(食事の仕度、食事、読書、学習、くつろぐ等)それぞれにおいて適した明るさ(照度)が必要となり、これは少なすぎても多すぎても悪影響を与えてしまいます。)
JISでは、光源全体の明るさを示す指標であるルクス(lmルーメン、lx)を用いて全般照明と部分照明の明るさの基準を下表のように定めています。
(20歳を基準にしています。高齢者は約2倍の明るさが必要です)
又、ルクスとは別に部屋の広さに応じたW数の確保も必要で、JISに基づいた照明器具の指針も出しています。
これは、照明器具の種類や内装の配色や天井の高さなどによっても異なりますので、建築会社の担当者(設計やコーディネーター)のアドバイスも受けてすすめてゆくことがよいでしょう。
以降、他3つのポイントを紹介します。
モリス住宅総合研究所