住宅ミニ知識

住宅造りキーワード 第44回

知っていますか!-住宅編-
【住宅造りキーワード】 第25回       NO,0074
住宅工事の各工種と仕様
電気設備の種類と考え方
●冷暖房設備
冷暖房設備を計画する際には、住む人のライフスタイルやエネルギー源の種類やイニシャルコスト、
ランニングコストなどを考慮して、住まいに最適な冷暖房設備を計画することが大事です。
そして、冷暖房設備選びに大きく影響するのが、住宅の気密や断熱性で、
快適な生活を送る為にも住宅の高気密化と高断熱化も考慮しましょう。

●冷房器具の種類
冷房器具の種類となると、エアコンが主体となり、
他では扇風機や涼風機などの簡易的な器具で対処することになります。
エアコンの仕組みは、コンプレッサーで気体(冷媒)に高圧をかけて圧縮すると高温を発し液体に変化し、
この液化が常圧で気体に戻る時に周りから熱を奪って行くことで冷える性質を利用しています。

●暖房器具の種類
・ 対流式暖房
方式・・・空気を暖めて起きる対流を利用して室内を暖める
器具・・・エアコン・温風暖房機
メリット・・・立ち上がりは早い
デメリット・・空気の対流により、ホコリなどが舞い上がる
上昇した暖かい空気が天井近くに溜まりやすい

・熱伝導式暖房
方式・・・発熱体に接することで身体を暖める
器具・・・ホットカーペット・床暖房
メリット・・・風が当たる不快感がない その面に触れている心地よさがある
デメリット・・部分的な暖房となるが、床暖房などで敷設面積が広ければ室内温度も若干上げる

・輻射式暖房
方式・・・器具から出る赤外線などの照射によって、身体を暖める
器具・・・ハロゲンヒーター・蓄熱型暖房機・オイルヒーター
メリット・・・空気の対流が少なく、ホコリなどが舞い上がりにくい
デメリット・・立ち上がりが遅く、遮蔽物があると熱は伝わらない

モリス住宅総合研究所

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