住宅造りキーワード ~第52回~
住宅造りの四方山話
【土地選びの話し】 NO,0001
今回からは、「住宅造りの四方山話(よもやまばなし)」という表題で、
住宅造りに関連した幅広い内容でランダムにお話しさせて頂きます。
今回からの何話かは、土地に関して様々な視点で見ていきます。
その前に、今回の大雨による土石流の発生により
甚大な被害にあわれた広島の皆様方には心からお見舞いを申し上げる次第です。
●崖の下や上、地滑りの危険がある土地など、
今回発生したような土石流の危険があるような地域に家を建てるのは危険です。
このような危険を伴う地域は土砂災害危険箇所や土砂災害警戒区域という区分けで指定されていますので、
国や県の防災マップや指定区域をチェックすればおおよその判別は出来ますが、
今回の広島の土石流の何箇所かのように土砂災害危険箇所や、土砂災害警戒区域に指定されていなかったが、
被災してしまうというような可能性のある地域が全国各地にあることを知っておく必要があります。
これは、土砂災害危険箇所や土砂災害警戒区域のエリアを的確に決める難しさや、
地域指定の方向にあっても不動産価値への影響も大きく、現在住んでおられる住民の方々からの反発も
大きいことなどによる国や県や市の判断の難しさにもよるところで、
今回のような予想をはるかに上回るような集中豪雨によりこのような大災害が発生したことで、
人命を最優先した指導や指定が今後は進むと考えます。
●各都道府県が公開している土砂災害危険箇所と土砂災害警戒区域 ※国土交通省HP
http://www.mlit.go.jp/river/sabo/link_dosya_kiken.html
モリス住宅総合研究所