住宅造りキーワード ~第53回~
住宅造りの四方山話
【土地選びの話2】 NO,0002
●土砂災害の種類
土砂災害の区別
・急傾斜地の崩壊(がけ崩れ)
傾斜度が 30 度以上である土地が崩壊する自然現象
・地滑り
土地の一部が地下水等に起因して滑る自然現象又はこれに伴って移動する自然現象
・土石流
山腹が崩壊して生じた土石等又は渓流の土石等が水と一体となって流下する自然現象
●豪雨等による土砂災害の被害を軽減するための対策
(1)人的被害を防ぐための対策
国土交通省は、土砂災害から身を守るために知っておきたいポイントとして
次の3 点を示しています。(2013 年10 月)。
①「お住まいの場所が、土砂災害警戒区域か確認する。」
住んでいる場所や、通学・通勤ルートが土砂災害危険箇所や土砂災害警戒区域に
該当しているかどうか確認する。
②「土砂災害警戒情報や雨量の情報に注意する。」
雨が降り出したら上記の情報に注意する。テレビ・ラジオ、防災無線、
気象庁ホームページ、国土交通省砂防部ホームページ、各都道府県の
砂防部門などのホームページで確認できる。
③「大雨時や土砂災害警戒情報が発表された際には早目に避難する。
夜間に大雨が予想される際は暗くなる前に避難する。」
早目に近くの避難所などの安全な場所に避難する。
災害時要援護者については、避難に時間が掛かる為、移動時間を考慮する事が重要であり、
その際は要援護者自身の自助だけでなく地域や周囲の人々の支援も求められる。
モリス住宅総合研究所