住宅造りキーワード ~第55回~
住宅造りの四方山話
【土地選びの話4】 NO,0004
土地を購入する前に調べること
地盤や水害のリスクの確認
国土地理院のデーターベースで購入予定地の概要を調べる
岩盤・砂礫・ローム層は良い地盤といえますが、比較的新しい粘土層・砂層及び昔、沼や水田だった所や
河川の近くならびに盛土・埋土・表土の層厚の厚い所、粘土質や砂質地盤は悪い地盤といえます。
地名などに考慮する
※水に関係する文字がつく地名は比較的地盤が悪かったり水害の危険性なども高い場合がある為、
地元の人などに聞いたり国土地理院のデータなども参考にする
(川、河、瀬、沼、池、谷、江、沢、)
液状化の三つの原因
①砂地盤地質
液状化は砂地盤で起こります。特に均質な砂地盤はリスクが高く、いわゆる埋立地が該当し、
埋立地の土砂のほとんどは海底部から浚渫した砂を使う場合が多く、山土も使いますが、
均一に埋め立てられる砂質系の土砂の方がコストパフォーマンスも良いからです。
又、堆積された砂地盤も液状化が起こりやすいといえます。
② 水を含んでいること
地価に水がどれだけ含まれているか又、その水位(地面の深い所か浅い所までかで異なり、
この水分が地表面に近いほど、液状化は起こりやすくなります)によっても液リスクは変わります。
※このような水分が常時介在している高さを地面の中の「常水面」といいます
③ 大きな地震が発生した場合
最大震度が6から7程度で、言い換えれば建物被害があちこちで発生するレベルの
地震が発生した時に液状化が起こります。
モリス住宅総合研究所