住宅造りキーワード ~第68回~
住宅造りの四方山話
【住まい造りの知識編】 NO,0017
●契約から着工、完成、引渡しまでの流れ
これからは木造軸組み工法に関する
完成までの流れや要点をお話します。
※基本的な共通点は他の工法でもあります
建築法規に従って設計や配置を行いますので、知っておくことをまとめます。
★道路斜線
「道路斜線制限」とは、道路の日当たりや通風に支障を
きたさないように建築物の高さを規制したものです。
敷地の前面道路から敷地に向かって、地域ごとに規定
された傾斜の斜線を引き、その斜線の中に建物を収め
なければなりません。
道路斜線には緩和規定が付則されており、道路から建物
を後退して建てた場合、その分、道路斜線の基点も道路
の向こう側へ後退させることが可能です。
道路斜線は道路の高さが基準となるので、敷地が道路より高くなっている場合は、
建物を敷地内にセットバックする必要が出てくるので注意が必要です。
★北側斜線
北側隣地の日照の悪化を防ぐため、建築物の北側に課せられる制限で、
第一種低層住居専用地域、第二種低層住居専用地域では、
真北の敷地境界線上5メートルの高さから1メートルにつき1.25メートル上がる
斜線の内側に建築物を納めなければならないとされています。
モリス住宅総合研究所