住宅ミニ知識

外壁のお話 〜第1回〜

3回に分けて外壁材についてのお話を致します。

 外壁材とは、住宅の外周部を覆う壁部分に使用する材料や施工方法(複合材の組み合わせ、混ぜ合わせ)を言いますが、使用する素材、仕上り材、施工方法により様々な質感や表現を可能としその住宅(和風、洋風、モダン、シック等)にふさわしいものを選ぶ(組み合わせる)ことが大事です。

又、建築基準法で規定された防火材料の使用が義務付けられている地域が大半で、その区分に該当する材料や工法を選ぶことが重要です。

種類としては不燃材料、準不燃材料、難燃材料、準難燃材料があります。

○不燃材料
 通常の火災に対し燃焼せず、有害な煙などを発生しないことが前提で、 コンクリート、レンガ、瓦、石綿スレート、鉄鋼、アルミニウム、
 ガラスモルタル、しっくい等
 上記に類するもので、建設大臣が指定するものを言います。
 細かくは、耐火時間や材料の厚さや含有物なので厳密に分類されますが概要としては以下のように分類できます。

○準不燃材料
 通常の火災時にはほとんど燃焼せず煙も微量、有害ガスもほとんど発生しないことが前提で、木毛セメント板、石こうボード
 そのほか不燃材料に準ずるもので建設大臣が指定するものを言います。

○難燃材料
 燃焼速度が比較的遅く燃えにくいもので、難燃合板、難燃繊維板、難燃プラスチック板等で建設大臣が指定するものを言います。

○準難燃材料
 難燃性ではあるが発煙性は有しているもので、強化ポリエステル板等で建設大臣の加熱試験に合格したものを言います。
 現在、報道で注目されているニチアスの軒天板の防火性能認定試験に際しての捏造行為は不燃材料の中の石綿スレートに
 属するものですが、性能的には準不燃材料同等に評価される物だったのでしょう。(2007.12月掲載)

 次回は外壁材の種類と特徴を工法別に分けて説明致します。

モリス住宅総合研究所 監修

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