住宅ミニ知識

外装建具(サッシ)のお話~第2回~

アルミサッシは仕様によって大きくは三つに分類されます。

1. 一般サッシ
特殊な性能を有していない一般的なサッシ。
2. 防音サッシ
外部からの騒音を遮断することを目的として設計され、規定の遮音性能を有するサッシ。

3. 断熱サッシ
熱移動を抑えることを目的として設計され、省エネルギーと居住性向上に役立ち、規定の断熱性能を有するサッシ。

多くのタイプは、外枠あるいは障子の枠のジョイント部分に熱伝導率の低い樹脂等を充填し、熱が外側から内側に伝わりにくくする構造(ヒートブリッジの軽減)をもっており、併せて高性能な複層ガラスを使用することで断熱性能を高くしています。又、障子の框部分(フレーム)を樹脂製にしたり、サッシ枠、ガラス枠全てが樹脂製のものもあり、樹脂がアルミの1/1000の熱伝導率という長所を生かし、ヒートブリッジをなくし(外壁接続部からの熱を外枠あるいは障子の枠部分で遮断する)、断熱性能をさらに高くしています。 防音サッシ、断熱サッシの中には複層ガラスの一枚(内側)を二重にし、その間に強化フィルムを挟み込み割られにくくした防犯仕様のものもあります。他、アルミサッシは形体や使用目的によって多くの種類があります。

サッシを選ぶときの注意。

様々な仕様を、その必要な箇所に応じて又、コスト面も考慮し優先順位をつけ選択することが大事です。

例   
 使用頻度、使用時間の多い部屋:LDK等に断熱サッシを使用する。
 温度、湿度の変化の大きい部屋:LDK等に断熱サッシを使用する。
 防犯の必要性の高い部屋:一階部分に防犯サッシを使用する。
 換気の必要性が高い部屋:トイレ、洗面所、浴室等に断熱サッシを使用する。

 いずれにしましても、建物外部の環境や立地条件を考慮し、他住宅用断熱材や防音材、建築構造体等の仕様とも合わせ検討してゆく事が重要ですので、建築依頼先の経験豊かな担当者と時間を掛けて納得するまで打ち合わせを重ねることをお勧めします。 

モリス住宅総合研究所 監修

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