アレルギー対策
「住まいの中のアレルギー」
私たちの体の機能には免疫現象で知られる「抗原抗体反応」があり、一般的には、これが過剰に発現した状態をアレルギーと呼びます。
金属、食品、微生物、動物の体毛、植物の花粉や種子などあらゆるものが原因物質となり得ます。
接触性や食品系のアレルゲンは原因物質を避けるのが最良の方法です。
住まいの中のアレルゲンには、カーペットや畳などに住むダニや室内塵、結露などが原因で起こるカビなどが上げられますがこれには別の対策が必要です。
最近の建物は機密性が高く、特にマンションなどは躯体がRC(鉄筋コンクリート)の為超気密となり、換気を適切に行なわないと湿度が100%などということになりかねません。
「日常生活の中での対策」
1. 掃除機:ダニの駆除は吸引力の強い(大きなW数)もので、特にカーペットは専用のノズルを使用して念入りに掃除しましょう。又、掃除機から出る室内塵を除去するあるいは排出しない機能がついたものを使用することも大切です。
2. 布団乾燥機:寝具などのダニは布団乾燥機による熱処理で駆除できます。
3. 太陽の紫外線殺菌:寝具などを天気の良い日に干すことは、ダニを直接殺すことは出来ませんが、寝具が吸収した水分(人間は眠っている間にコップ1杯程度、約180ccの汗をかいているのだという)を放湿させダニの住みにくい環境を維持することは大事なことですし、それ以外の雑菌、カビなどには殺菌効果をもちます。
4. 換気、除湿:ダニ対策には、室内をよく換気し、乾燥させておくことも効果かがあります。ダニが死ぬわけではありませんが、活動は低下します。
モリス住宅総合研究所 監修