住宅造りの四方山話
【住まい造りの知識編】 NO,0010
●契約から着工・完成・引渡しまでの流れ
○住宅建設をする為に掛かる様々な付帯費用を知っておく必要があり、
それらを把握した上で余裕を持った融資(住宅ローン)を組むことが大切です。
住宅購入の諸費用は、新築の場合で物件の5%が目安です。
住宅購入の際には、土地や家の物件価格だけでなく、税金や手数料、
更に引っ越し費用や新居の家具・家電などと思わぬ費用が掛かるものです。
一般的には、住宅購入の際に掛かる諸費用は、新築の場合で購入物件価格の5~6%、
3,000万円の総額であれば150万円程になりますのでかなりの金額といえます。
最近は頭金ゼロ、諸費用込みでローンを組むこともできますが、
借入金額が増えるだけ金利負担も増えますので、無理をした融資は避けるべきです。
○住宅取得時の諸費用を減らしたい
物件価格の何%と決まっている消費税はともかく、
諸費用となる事務手数料や保証料などはローンの選び方によって減らすこともできます。
住宅ローンというと金利ばかりを意識しがちですが、
その他の費用(保証料や手数料等)も含めた総コストで比較するのが、
お得なローンを選ぶポイントです。
金利よりも融資事務手数料や保証料で差がつきます。
住宅ローンを組む際に税金や司法書士報酬などのほか、
保証料や融資事務手数料、 団体信用生命保険料、
火災保険料などが掛かりますが、保証料は保証会社を
利用しない金融機関の場合はかかりませんし、事務手数料は定額タイプと
定率タイプで金額に大きな差がでます。
住宅ローンの変動金利は、日本銀行の政策金利に連動して金利が決まります。
住宅ローンの変動金利は、現在の日本銀行の政策金利である
「無担保コールレート(オーバーナイト物)」に連動して金利が決まると言われています。
住宅ローンを選ぶ時には、「固定金利」と「変動金利」の金利の動向を検討したうえで、
まず金利体系を決定するのが良いでしょう。
変動金利の場合、将来の金利変動が毎月のローンの返済額に影響を与えます。
一方、固定金利の返済額は、金利が固定している間は金利変動の影響を受けません。
子ども教育費などの関係で将来の家計に余力がない期間は、
固定金利にしておくのが安心です。
そして金利体系を決定したあと、各金融機関の金利等を確認し、
有利な条件のところを探します。
ある程度絞り込んだ段階で、融資金額や返済期間などさまざまな条件で返済総額をシミュレーションし、
事務手数料や保証料などのコストも比較して、最終的にどの金融機関のどの住宅ローンにするかを決める
のが良いでしょう。
※SBI HOLDINGS, INC HPより一部引用
モリス住宅総合研究所