土地選びのお話5
土地選びのお話5
住宅造りの四方山話
【土地選びの話5】 NO,0005
軟弱地盤で起こる、不同沈下
建物が傾き、倒壊の危険性が生じることがあります。
なぜ沈下が起きるのか
表層地盤は水と空気と土から構成されており、地盤沈下が起きやすいのは水分を多く含ん
だ地盤で、そんな地盤に建物がのると、徐々に水や空気が抜けていき、
地盤の体積が減少してゆきます。
この現象を圧密沈下といい、圧密沈下は建物をのせてすぐに現れるのではなく、
数カ月から数年経過してようやく現れるのが普通で、
一度沈下し始めると建物の荷重と地盤の強さがバランスを取るまで続きます。
不同沈下の発生原因
① もともとの軟弱地盤に荷重が偏った建物が建っている場合に発生しやすくなります。
② 軟弱地盤と良質地盤が混在している場合に発生しやすくなります。
③ 切り土・盛土で構成された造成地で、盛土に良質なものを使っていなかったり、
十分に締固めや養生期間を設けていなかったりした場合に発生しやすくなります。
④ 地層に傾斜があったり、良質地盤の中に軟弱層がある場合に発生しやすくなります。
⑤ 瓦礫による盛土をしたときに、雨水の浸透により瓦礫の隙間に土砂が流れ込んでしまい沈下が発生しやすくなります。
また、締固めが不十分だと、瓦礫が動いてしまい沈下することもあります。
⑥ 雨水や地下水は土の中へ浸透し、流れやすい方向へ土を動かそうとし、表土も地下に向かって流れていく性質があり、
流失の可能性がある(擁壁や土止めが不確実な場合や傾斜地や砂地等)場合に発生しやすくなります。
モリス住宅総合研究所
「本年も宜しくお願い致します」
「2014 忘年会」
土地選びのお話4
住宅造りの四方山話
【土地選びの話4】 NO,0004
土地を購入する前に調べること
地盤や水害のリスクの確認
国土地理院のデーターベースで購入予定地の概要を調べる
岩盤・砂礫・ローム層は良い地盤といえますが、比較的新しい粘土層・砂層及び昔、沼や水田だった所や
河川の近くならびに盛土・埋土・表土の層厚の厚い所、粘土質や砂質地盤は悪い地盤といえます。
地名などに考慮する
※水に関係する文字がつく地名は比較的地盤が悪かったり水害の危険性なども高い場合がある為、
地元の人などに聞いたり国土地理院のデータなども参考にする
(川、河、瀬、沼、池、谷、江、沢、)
液状化の三つの原因
①砂地盤地質
液状化は砂地盤で起こります。特に均質な砂地盤はリスクが高く、いわゆる埋立地が該当し、
埋立地の土砂のほとんどは海底部から浚渫した砂を使う場合が多く、山土も使いますが、
均一に埋め立てられる砂質系の土砂の方がコストパフォーマンスも良いからです。
又、堆積された砂地盤も液状化が起こりやすいといえます。
② 水を含んでいること
地価に水がどれだけ含まれているか又、その水位(地面の深い所か浅い所までかで異なり、
この水分が地表面に近いほど、液状化は起こりやすくなります)によっても液リスクは変わります。
※このような水分が常時介在している高さを地面の中の「常水面」といいます
③ 大きな地震が発生した場合
最大震度が6から7程度で、言い換えれば建物被害があちこちで発生するレベルの
地震が発生した時に液状化が起こります。
モリス住宅総合研究所
本年も皆様から格別のご愛顧を賜り、心より御礼申し上げます。
来年も、お客様の期待にお答えできます様、社員一同精励して参りますのでより一層のご支援、お引き立てを賜りますよう
お願い申し上げます。
また、弊社の本年度の冬季休暇を下記の通りとさせていただきたく案内申し上げます。
12月28日(日)~1月4日(日)
誠に勝手ながら、休暇中のメール等のお問合せにつきましては、1月5日(月)以降に対応させていただきます。
来年も相変わらぬご愛顧をいただけますようお願いいたします。
「ハート型」