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「雪と梅」
太陽光発電 その1
知っていますか!-住宅編-
【住宅造りキーワード】 第26回 NO,0075
●太陽光発電 その1
今日の日本の電力発電量をそのシステムごとに分けてみると、
石油・石炭などの化石燃料を使用する火力発電が総発電量の
約60%を占めており、環境への影響やこの先40~50年と
言われている化石燃料の埋蔵量を考えると代替エネルギーに
よる電力の確保が必要です。
原子力発電は様々な視点から論議や検討が必要で、水力発電も
イニシャルコストとランニングコストが掛かる割には発電量の
鈍化(ダム湖への堆積物の進捗による)による難しさや、建設場所
が無くなってきていることから太陽光発電や風力発電などの再生
可能エネルギーが注目されつつあります。
しかしながら、太陽光発電の国全体の生産量(総発電量)に占める
割合は依然として低く、2012年度でも0.4%にとどまっており、
ちなみにバイオマスと風力が各0.5%、地熱が0.3%という割合です。
太陽光発電の最大の特徴は、発電する為の燃料は必要なく、無尽蔵
にある太陽光をそのエネルギー源とし、風力発電や地熱発電とともに
クリーンな発電方法で将来的には期待されます。
また、太陽光発電と火力発電のロス率を比較してみると、火力発電の
燃料がもつエネルギー量を100とすると発電時の排熱や送電ロスで
約65%が家庭に届く前に失われてしまいますが、太陽光発電では
自宅の屋根の上で発電した発電量の約90%を使うことが可能です。
残り10%は、直流から交流に変換する際のロスによるものです。
発電場所と使用場所の距離が極めて近いため送電ロスはほとんど
生じることはありません。まさに自給自足のエネルギーといえます。
モリス住宅総合研究所
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