それぞれの部屋にあったスイッチの位置を考えましょう。
それぞれの部屋にあったスイッチの位置を考えましょう。
知っていますか!-住宅編-
【住宅造りキーワード】 第23回 NO,0072
⑥住宅工事の各工種と仕様 XI
照明器具選択のコンセプト その4
●スイッチの位置
・設計段階で大事な事は照明器具の種類や位置、配線プランを決めておくこと、また照明や換気扇等を運転させるためのスイッチは、
取付場所に注意が必要です。
なぜなら、照明用途により毎日必ず使用するスイッチに取付位置に不備があると、不便さが際立ってしまいます。
常時室内に人が居て、必要に応じてオンオフさせる必要がある場合はスイッチを室内に設けます。
倉庫など、室内に普段人がおらず、入室する際に点灯し退室時に消灯する用途の場合は、室外に設けます。特に照明のスイッチは
「入口部」「主要動線」の二点に特に注意し、暗がりを歩いて行って推すような計画は避けなければいけません。
また、スイッチは扉の影にならないように配置するのが原則です。扉の裏側にスイッチが配置されていると、オンオフするために扉を
閉めなければならず運用上問題です。
出入口が2箇所以上あったり、階段に照明スイッチを設ける場合は2箇所以上でオンオフできるよう3路スイッチなどを使用しますが、
人の動線や位置を把握し、使いやすい場所にスイッチが取り付けられるように計画します。
照明スイッチの一般的な取付高さは、住宅の場合、床から1,200mm芯、一般用途の場合、床から1,300mm芯です。
フリーアクセスフロアなど、床が高くなる部分では、取付高さが変わってしまうことになりますので注意しましょう。
・屋内配線の分岐回路は、用途別に設定することが一般的です。
電灯用の回路は、用いる照明器具の消費電力と個数に基づいて設定します。広い住宅の場合には、複数の回路を必要とする場合も
ありますが、これらの設定は容量の分散や最適な回路設定等素人では無理ですので住宅会社の電気専門の部門に任せましょう。
又、スイッチやコンセントの数は図面や仕様書に書かれていても、位置が指定されていないことか多いので間仕切り工事が終わった
時点で現場に出向き、位置を確認することも良いでしょう.
http://electric-facilities.jp/denki1/sw.html
http://www.ozone.co.jp/housing/knowledge/plan/setsubi/lighting.html
モリス住宅総合研究所
「食事会」
「上棟!」
建物や居室にあった照明器具を選びましょう。
【住宅造りキーワード】 第22回 NO,0071
⑥住宅工事の各工種と仕様 XI
照明器具選択のコンセプト その3
●スイッチの種類
・パイロットスイッチ
消灯時でもパイロットランプが点灯し、スイッチの位置が分かります。
・二路、三路・・・スイッチ
2箇所以上でオンオフできるよう(階段の上下や廊下の双方など)3路スイッチや4路スイ
ッチがあります。
・時差消灯スイッチ
消灯しても一定の時間は点灯しているスイッチで、玄関や廊下などに使います。
・換気スイッチ
スイッチを切っても一定の時間換気扇が作動し、トイレ(臭い等を排出)や浴室(湯気等を排出)などに用いますが、タイマーで稼働時間を設定できるものもあります。
・人感スイッチ
人が近づくと、体温の温度変化を感知して自動的に点灯し、離れると消灯するスイッチで、省エネ効果があります。
・調光スイッチ
明るさを調節できるスイッチです、リビングなどの照明演出に効果を発揮します。白熱電球用が大半で、蛍光灯の場合は専用の器具と調光用安定器が必要です。
消費電力も抑えられるといった効果もありますが、最近多く使用されている省エネ型照明のLED電球は調光器が使えません。
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